皆様こんにちは。
9月後半になってやっと秋らしさを感じる様になって来ました。
今回、ひかりお箏の会の受験される皆様はきっと佳境ではと思っていましたがそんな中、レッスンに見えたのはKさん(ミドル世代 女性)でした。
この秋にテープ審査を受ける予定でいます。
そのKさんが入室後まもなく準備もそこそこに開口一番話されたのは...
「先生どうしましょう...」
「ん!?」
先生は何事かと心配しました。表情も暗そう。
すると、
「飼っている小鳥ちゃんが先日入院しました…」
確かご家族同様のあの小鳥ちゃんの事ですね。
「でも近く引き取って、今後はうちでの看護が必要なのです。
酸素濃度の管理とか細かなケアがあってお箏どころではない状況になりそうです。」
「その上、職場でも人員の手当の事で出勤日の調整などがあるのですが未だ来月の予定が立っていません」
「なるほど、なるほど」Kさんは落ち込んでいます。
一通りお話されたところで、席についていただき、
「受験曲はだいぶ仕上がっていたように思いますが、一度弾いてみてくださいませんか」
Kさんはこれまでの身の回りの事から離れ、集中して紡ぎ始めました!
楽譜は付箋でいっぱい!
ゆっくりではありますが、丁寧に最後まで弾いています。
そこで提案!
先生「とてもよく弾けていますね」
Kさん「ハイ、自分でも結構頑張って弾いたかなと思いました」
これから小鳥ちゃんやお仕事で多忙になることを考え合わせると今受験曲の録音をしてKさんを解放してあげた方がよいと先生は判断しました。
全く急な話なので此方も準備が整っては居なかったのですが、大急ぎで録音準備です。
Kさんはまさか今日録音するとは思っても居なかったでしょう。
しかし、彼女は良く状況を理解し覚悟を持って演奏しました!
録音テ―プを聴きなおすと、提出用のテープが採れたことに安堵したのかKさんに笑顔が見えます。
「11月の締め切りまでにお箏に向かえる事が出来たら再録音をお願いしたいと思います」
何とも頼もしいお話です。
是非お琴もご家庭や職場の問題も丁寧にクリアしてください。
Kさんはお箏に向かう普段の努力が結実して、困難な事態を乗り越える事が叶いそうです。
普段の研鑽‼大事ですね。
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