こんにちは!東京都墨田区八広曳舟と千葉県市川市琴(箏)教室の菅野税子です。

 今日はお爪と輪っか、指との関係について話します。
一般的にお琴(箏)を弾く際、象牙の爪を指に嵌めて演奏することは皆さんご存じですね。
象牙の爪は, エナメルで出来た輪っかの中を割いてボンド等でくっつけて固定して指に嵌めて演奏しています。
昔はご飯粒を糊状にしてつけていました。爪のついた輪っかを指に嵌める時の「止める方法」について考えてみましょう。
最終的には、見た目と長時間外れない事が求められます。   

①。 当教室ではサージカルテープ(白や肌色)で指にはめたお爪の輪を固定するようにしています。

  長時間演奏していても外れる心配はまずありません。そのためつい、輪っかそのものがへたってしまってもテープで固定してあるので、そのまま使い続けてしまうことも。しかし、これでは見た目が良くないのです。そこで、

②。肌色に近い茶色のテープを使うことでなるべく目立たせない方法がありますが、出来ればいきなりお爪の輪っかを自身の指に装着したいものです。
プロの奏者の動画等見ると皆さんテープで固定していない場合がほとんどです。
この自粛期間にこの問題を解決しようと色々試しました。
結果、やはりテープによる固定が一番かなと思います。
しかし短時間で、付けたり嵌めたりしない場合は、

③。100均に売っている透明な両面テープで、使う指の腹からぐるり一周貼ります。その指をお爪の輪っかに入れる方法はおすすめします
輪っかの内側に両面テープを貼っても良いですが再度装着するときはべたべたするかもしれません。
装着時に自分の唾液を付けるとよりスムーズに嵌り、密着しやすいでしょう。
このコロナ禍では手指の消毒は欠かせませんが。

④。このような苦労をしなくてもやがて自分の指にピッタリサイズの輪っかに出会うことがあるでしょう。
短時間なら無理なく演奏に対応します。
この方法はエナメル質が取れて緩まないうちに新しい輪っかと交換する必要があります。
先ずは、指の腹に小さくちぎった両面テープを貼るか、

⑤。「爪美人」などのスティックのりを指に付けてお爪を嵌めると演奏中にお爪が外れるのを防ぐことが出来ます。 
本番等、やり直しの利かない演奏では曲に集中できることが第一です。
絶対に外れない方法が見つかるまではこれらは練習時対応が良いでしょう。

⑥。二重瞼を作る「アイプチ」という接着剤があります。強いタッチで弾いてもお爪は外れません。
皮膚が弱くなければお爪を着ける指の第1関節のぐるりに着けて見てください!
安心して長時間演奏出来ます。お試しあれ!



当教室では長時間の練習が普通ですので見た目、密着度等プロの奏者、レッスンプロの意見を集めて、更に研究してみたいと思っています。

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